最近の海外口座開設について

1.日本居住メによる海外口座開設状況

 日本居住者による、海外の銀行口座開設は、たいへん難しくなって来ました。例えば、香港のシティバンク銀行やHSBC銀行について、従来は限られたサポート業者により、郵送で口座開設を実現出来ていましたが、最近、サポート業者が金融当局のよって厳しく規制され、インターネット検索で、信頼できる業者が激減しました。
 しかし、たとえ英語が上級で現地の銀行窓口に出向いたとしても、海外の銀行の制度の違いや予め準備して持参すべき書類も有って、簡単には口座開設出来ません。海外の銀行は日本国居住者の口座開設を歓迎しているようですが、すべてを自分で行う事はなかなか難しく、相当な努力が必要となっています。

2.なぜか?

 規制緩和の一環として、日本居住メに海外口座の開設が許可されたのは、1998年ですが、国内の大手企業やシティバンクやHSBC銀行等の海外銀行の日本x店等によって、海外の口座開設のPRや仲介等は、何故か行なわれて来ませんでした。
 証券業法等によって海外金融商品の斡旋・勧誘・販売等は基本的には認可された業者以外は禁止されていますが、海外口座開設・預金は海外金融商品とは別のものと思いますけれども、政府は庶民の海外口座への預金を歓迎はしていないために、そうなって来たようです。しかも、最近では、多数、存在した海外口座開設のサポート業者は立ち入り調査を受けるなど、規制が進みました。
 お金持ちや高官の殆どが海外にも資産保全を終了したと言われる現在、庶民のお金が海外に流出することが強く警戒されているようで、或るサポート業者は「最近、日本人の海外口座開設に対して、海外銀行の現地窓口すら
非常に厳しくなって来たのは、日本の金融当局とも太いパイプを持つ当該国の金融当局の指導らしい」と言ってます。

3.海外口座を開くところは、オフショアと言われる地域の世界的大手銀行です

  一般に、海外口座を開くところは、オフショアと言われる地域の世界的大手銀行です。
このオフショアと言われる地域に在る銀行(世界の大手銀行が進出)は、利息や投資資産等には税金がかからず、膨大なお金が集まり、世界中の金融商品が扱われています。また、それらの銀行は、当該国の住人が主なお客ではなく、世界の人々がお客ですから、必ず進んだオンラインシステムを導入しています。税金がかからない仕組みはタックスヘイブンと呼ばれています。
 末尾に非居住メ口座の開設が許可されている国の一覧を示しますが、許可されている国の全てがタックスヘイブンということではありません。例えば、アメリカの一部の州などで非居住メの口座開設が許可されていますけれども、タックスヘイブンではなく、また投蒼凾フ環境も十分ではなくて、留学生などの短期移住メ用の口座と考えておいた方が良さそうです。
 オフショアの大手銀行というと、地域も銀行も限られており、日本から海外口座を開設されている人は、現地に行き易い香港のHSBC銀行やシティバンクが多く、一部でシンガポールやイギリス領のマン島諸島のやはり同行が多いようです。

4.現在の海外口座開設について

  信頼出来るサポート業者等が規制されたため、海外口座の開設は、かなり自己努力で行うしか有りません。

 例えば、シティバンク香港について、先ず日本に在るシティバンクジャパンに預金を行い、半年以上経過してから、シティバンクが要求するスタイルの残高証明書を発行してもらい、その後、シティバンク香港のホームページから口座開設申請書をダウンロードして、郵送で申請する方法が有ります。
 また、HSBCジャパンのプレミアム口座の運用の一環として、HSBC香港の口座開設についてサポートを受けられたようですが、2012年3月にプレミアム口座が廃止されました。

 海外口座開設をサポートする業者や代行業者が未だ少し存在しますが、口座開設後の送金をそっくゆ輾し取ったというような怪しげな業者もあり、あるいはお金だけ取ってサポートが十分には出来ない業者も居ますので、要注意です。  
  また、海外での金融商品運用についてサポートや斡旋を行うようなPRをしている業者も居ますが、「証券業法」等によって、日本国の居住メに、海外金融商品の斡旋・勧誘・販売することは禁じられており、その業者が当局の手入れを受けた時に顧客情報を持っていかれて痛くない腹を探られる可能性が有りますので気をつけて下さい。
 海外口座開設後の資Y運用は、基本的には、現地の業者との間で直接、進める必要が有ります(通常、オンラインで可能です)。

 
   殆ど国内のみを市場とする海外銀行や、州内等の地方をメインs場とするローカル銀行は避けて、世界的な上位銀行を選ぶと安心できます(アメリカや欧州の海外口座開設を紹介するインターネットサイトも有りますが、それは海外留学生や海外移住メを中とした人のためのサイトであり、アメリカや欧州はいわゆるオフショアではありませんので、注意して下さい)。
 

参考1:オフショア地域(タックスヘイブンの)銀行口座のメリット

1.税金がかからない。
オフショアの魅力とは:タックスヘイブンの国にある口座、投荘Y、塑および会社の収益のほとんどは課税対象となりません。しかもオフショア口座を活用すると、それ以外にも世界中の有利な金融商品に投曹ナきるなどの利点が有ります。
(ただし、オフショア地域でで無税であり、日本の居住メは銀行の利qであれば利q所得として、投蒼凾ゥらの利益であれば雑所得として確定申告する必要が有ります)。


2.個人情報(プライバシー)秘密保持
 基本的にオフショア機関は個人及び企業情報を開ヲする義務がないため、個人情報や取引を保護するために、プライバシーと秘密性を提供しています。簡単に言えば、マネーロンダリングや麻薬の密輸等に関連していたと証明されない限り、個人情報が政府機関や税務局に漏れることは考えにくいということです。

3.口座管理(維持)關迫ソ
 CITIBank(シティバンク)香港あるいはHSBC香港の場合、それぞれ3万あるいは1万香港ドル(約45万円あるいは約15万円)以上、預金できる方なら、口座管理(維持)關迫ソはかかりません。

4.「共同名義」で口座開設できる
 オフショアバンクに口座開設する際、「共同名義」で口座開設することが可能です。

5.口座管理
 オンラインで、決まった書ョに記載して、外貨の交換、定期預金への切替、或る範囲のファンド購入等が可能です。

6.オフショア銀行
 世界の一流銀行や投痩・ミのほとんどがオフショアに関わっています。トリプルAの格付けを受けている投痩・ミや銀行はほとんどオフショアに居を構えております。例えば、CITIグループ、メリルリンチ、HSBC、INGベアリング、バークレー、ドイツ銀行、ABNアムロなどの世界を代表する金融機関がオフショアに事業を持っています。

7.ファンドを購入
 ファンドは、基本的に、1,000米ドル(約11万円)単位で購入出来ます。
また、BOOM証券やKGI証券等でも、1万香港ドル(約15万円)以上の預金が出来る方で購入出来ます。

8.プライベートバンクとは
 オフショアでの銀行の殆どはプライベートバンク口座も扱っています。
プライベートバンキングとは金融塑30百万円−300百万円以上の顧客に対する特別な金融サービスであり、プライベートバンクの口座は、銀行と証券会社、金融コンサルタントの機能を一緒し、サービスを多様化・向上させたようなものです。 そのような金融塑をお持ちの方は、既に、殆ど海外でも運用されているようです。

参考2:非居住メ口座、プライベートバンキング口座の開設が許可されている国一覧(インターネット上のブルー・トラスト・グループ の資料を参考に作成)

アジア圏 可否 特記枕
香港 基本的には郵送での申込不可。現地渡航し、英語にて契約書作成(英文の住所証明書類要)。即日にてカード発行。インターネット・バンキングが充タし、口座開設後、日本からでもご資Yの管理が可能。
                    例) CITIBANK 香港HSBC 香港Standard Chartered Bank 香港
中国(上記以外) 郵送での申込不可。現地渡航し、英語または中国語の契約書作成(英文の住所証明書類要)。当局の金融行政により、ご資Yの移動等で、さまざまな制約あり。
台湾 郵送での申込不可。現地渡航し、英語または中国語の契約書作成(英文の住所証明書類要)。インターネット・バンキングが充タ。
韓国 郵送での申込不可。現地渡航し、英語またはハングルの契約書作成(英文の住所証明書類要)。インターネット・バンキングが充タ。ただし、パスポートの他に、外国人登録証の提示も要。 また、韓国 外換銀行(東京/大阪支店)、 ウリィ銀行(東京x店)では、現地本店への口座開設取次サービスあり。国内から手続可。ただし、定期預金口座のみ。
シンガポール 現地走{の銀行は原則、郵送申込不可。現地渡航し、英語にて契約書作成(英文の住所証明書類要)。即日にてカード発行可。インターネット・バンキングが充タし、口座開設後、日本からでもご資Yの管理が可能。一部の外糟n金融機関では、郵送申込のみで、口座開設が可能。
例) CITIBANK --- 郵便での申込可。現地に日本語担当メあり。TEL、FAXからの質問が回答早い。
   ICICI BANK --- インド系の銀行。高金利の定期預金口座が売り。郵送申込可。
インドネシア 郵送での申込不可。現地渡航し、英語もしくはインドネシア語にて契約書作成(英文の住所証明書類要)。インターネット・バンキングもある。 例) BNI 銀行  (東京x店) TEL 03-3214-5621 03-3214-5625
タイ 郵送での申込不可。現地渡航し、英語またはタイ語の契約書作成(英文の住所証明書類要)。
フィリピン 現地へ渡航の上、書類作成要。また、日本国内のフィリピン系金融機関の支店でも口座開設手続可。
     Philippin National Bank(フィリピン・ナショナル・バンク 東京x店) TEL 03-5401-3300
     Metro Bank (メトロ・バンク 東京x店) TEL 03-3237-1403
UAE アラブ♯詞X駭∨ョ 郵送での申込不可。現地へ直接、渡航の上、英文もしくはアラビア文字による契約書作成。インターネット・バンキングも充タ。

南北米・カリブ海 地域 可否 特記枕
アメリカ合衆国 一部可 アメリカは、国民の所得や資YをSSN(ミ会保障番号Social Security Number)によって一元的に管理しており、ほとんどの銀行ではSSNを持たないアメリカ非居住メの口座開設は原則不可。ただし、外糟n金融機関:Union Bank of California等O菱東京UFJ銀行関連q会社)、ハワイ、グアム島では引き続き、口座開設が可能。原則としては、渡米の上、各x店にて口座開設申請する必要あり。
カナダ ミ会保障番号をもたない非居住メの場合、口座の開設を拒否されるケースが殆ど。郵送での申込不可。現地渡航し、英語にて契約書作成(英文の住所証明書類要)。インターネット・バンキングも充タ。
Royal Bank of Canada など一部の銀行のみ開設申請が可能。
アルゼンチン 現地渡航要。スペイン語必須。
英領バージン諸島 プライベート・バンキング・サービスが充タ。基本的に、インターネット・バンキングでの口座管理可。多くの外糟n金融機関が支店を置く。タックス・ヘブンにより、謫セ金利・差益等は現地非課税。匿名口座(名義:番号制 ナンバー・アカウント)の申込可。   例) VP Bank (郵送での申込可)、 Barclays Private Banking
アンティグア 同国の バーリントン銀行は口座開設が容易。郵送申込のみで可。口座開設初期費用として、200 USDの手数料要。インターネット・バンキングも充タ。その他、Bank of Antigua

オセアニア・太平洋州 可否 特記枕
オーストラリア 原則、郵送での申込不可。現地渡航し、英語にて契約書作成(英文の住所証明書類要)。入国後 6週間以内であれば、パスポートのみで口座開設可能だが、これ以降の口座開設申請は、現地での住所証明できるものの提示要。インターネット・バンキングも充タ。
 ・ オーストラリア・ニュージーランド銀行の日本x店(東京・大阪)からも同行現地x店へ
  の口座開設申請が可能(カードは現地x店にて受渡し)。
 ・ HSBC オーストラリアでは、郵送による口座開設申込も可。
ニュージーランド 原則、郵送での申込不可。現地渡航し、英語にて契約書作成(英文の住所証明書類要)。インターネット・バンキングも充タ。
 ・ オーストラリア・ニュージーランド銀行の日本x店(東京・大阪)からも同行現地x店へ
  の口座開設申請が可能(カードは現地x店にて受渡し)。
欧州/アフリカ地域 可否 特記枕
ユーロ圏 原則、現地渡航による手続が必要。ルクセンブルクは、匿秘義務を持つバンキング・サービスで有名であったが、現在は新規の申請を打ち切っている。一部の外糟n金融機関では、渡航無しでの口座開設申請が可能。
例えば、国内のO菱東京UFJ銀行の各x店からは、CAISSE D'EPARGNE ILE-DE-FRANCE PARIS (ケスデパーニュ・イル・ド・フランス・パリ貯蓄銀行パリx店) への口座開設申込が可能。
イギリス 郵送による申込不可。現地渡航の上、英語による契約書作成。即日にてATMカードを受け取れる。なお、英国系のロイズTSB銀行 東京x店では、現地への口座開設申請の取次サービスなし。
英領マン諸島 プライベート・バンキング・サービスが充タ。基本的に、インターネット・バンキングでも口座管理可。多くの外糟n金融機関が支店を置く。タックス・ヘブンにより、謫セ金利・差益等は現地非課税。
               例) Abbey International (郵送での申込可)、 Barclays Private Banking
スイス 匿秘義務を持つプライベート・バンキング・サービスは有名。口座開設にあたっては、2005年、書面郵送のみでの口座開設申請が禁止され、目下、現地渡航にて申込む方法しかない。                     
ポーランド 郵送による申込不可。現地渡航の上、英語もしくはポーランド語による契約書作成。現地通貨ズオチ(PLN)口座も開設可。
ハンガリー 現地渡航の上、英語、もしくはハンガリー語による申込書類作成。現地通貨フォリント(HUF)口座も開設可。
ブルガリア 現地渡航の上、英語、もしくはブルガリア語による申込書類作成。現地通貨レフ(BGN)口座も開設可。
ラトビア  ・ 同国最大手 パレックス銀行 では、日本x店での口座開設申請を受付けている。現地通貨ラト(LVL)
   口座も開設可。
 ・ レテウム銀行では、郵送による口座開設申込を受付ている。口座開設費として、100 EURが必要だが、
   これ以外の口座維持費等は不要。
トルコ 現地渡航の上、英語、もしくはトルコ語による申込書類作成。現地通貨リラ(YTL)口座も開設可。
    例) HSBC トルコ
ロシア 現地渡航の上、英語、もしくはロシア語による申込書類作成。現地通貨ルーブル(RUB)口座も開設可。
    例) CITIBANK ロシア
エジプト 不可 厳しい外貨規制あり。
南アフリカ共和国 原則、直接現地x店にて口座開設手続要。パスポート、住所証明書(英文)が必要。即日にて、ATMカードが発行される。また、一部のプライベート・バンキング・サービスにおいては、郵送申込での口座開設も可。
    例) BIDVest Bank